エドマンドがロンドンに到着したと思われる頃から一週間が過ぎたが、ファニーは何の便りも受け取っていなかった。彼の沈黙からは三つの推測が導き出せた。その三つの間でファニーの心は揺れ動き、その時々でどれも一...

ファニーの予想はやはり正しく、いまやミス・クロフォードからの便りはめっきり来なくなり、手紙のやりとりを始めた頃と同じくらいの速さで急速に返事が途絶えていた。メアリーの次の手紙は、前回よりだいぶ間を空け...

もしサー・トマスが、伯母宛に最初の手紙を書いた時のファニーの気持ちをすべて知ることができたなら、さぞかし希望を持てただろう。ファニーは一晩ぐっすり眠って、ウィリアムにまた会えるという期待を抱きながら爽...

マンスフィールド・パークがはるか後方へ遠ざかるにつれて、旅の物珍しさやウィリアムと一緒にいられる幸せのおかげで、ファニーの心も自然と浮き立った。最初の宿場駅に着くと、サー・トマスの馬車を降りる際には老...

クロフォード氏が去ったので、サー・トマスの次の目標はファニーに彼を恋しく思ってもらうことだった。サー・トマスは、「以前はファニーも彼の心遣いを不快に感じていたかもしれないが、いざそれがぱたりとなくなっ...

エドマンドは、ファニーの気持ちについてもうこれで完璧に知ることができたと信じていた。本人の口から聞けることや、想像に委ねられたことについても全部理解できたと思っていたので、すっかり満足していた。──や...